静岡市、9月に入ってから雨の日が続いています。明日から10月気分一新したいですね
こんな天気になると、SNSでよく見かける言葉。
「雨の日は自律神経が乱れやすい」
「気圧が下がると自律神経が乱れる」
「自律神経を整えましょう」……。
ちょっと待って。
自律神経って、いったい何者なんでしょう?(笑)
そもそも、自律神経が「乱れる」って、どういう状態?乱れたら、身体のどこを見ればわかるの?
体温計みたいに、
【自律神経スイッチ】
正常/ちょっと乱れています/かなり乱れています
みたいなものが身体についていたら、めちゃくちゃ便利なのに。
「今日は自律神経、70%です!」
なんて表示されたら、私ならすぐ休みます(笑)。でも、そんな便利なものはありません。
そもそも自律神経って何?
自律神経は、私たちがいちいち意識しなくても、身体のさまざまな機能を調整してくれている神経です。
交感神経と副交感神経があり、活動するときと休むときなどで働きながら、身体の状態を調整しています。
心拍や血圧、消化、発汗などにも関わっています。
つまり、
「よし!今から心臓を1分間に70回動かそう!」
なんて、私たちは毎朝やっていませんよね(笑)。
寝ていても心臓は動いている。
食べれば消化する。
暑ければ汗をかく。
緊張すればドキドキする。
こういう身体の「勝手にやってくれている仕事」に、自律神経が関わっています。
じゃあ「自律神経が乱れる」と、どうなるの?
ここが、ちょっとややこしいところ。
自律神経そのものを見て、
「はい、あなたは今、自律神経が乱れています!」
と簡単に判断できるわけではありません。
疲れやストレス、睡眠不足などが重なると、身体の調整機能に負担がかかり、頭痛、めまい、動悸、胃腸の不調、発汗、だるさなど、さまざまな不調として現れることがあります。
しかも、これらの症状は自律神経だけが原因とは限りません。
だから、
「頭が痛い=自律神経」
「雨の日にだるい=自律神経」
と、すぐに自分で病名をつけてしまうのは、ちょっと危険なんじゃないかなと思うのです。
大人になると「自分で病名をつける」ことが増えてない?
子どもの頃って、
「今日はなんとなくだるい」
で終わっていた気がします。
ところが大人になると、
「これは更年期だから」
「自律神経が乱れているから」
「低気圧だから」
「ホルモンバランスが崩れているから」
と、SNSやネットで見た情報から、自分の症状に名前をつけることが増えました。
もちろん、知識を持つことは大切です。
でも、知識が増えすぎることで、
「私は○○だから調子が悪い」
と、最初から決めつけてしまうこともある。
ちょっとした「持病の仮病」みたいになっている人もいるんじゃないかな……なんて、私は思ったりします(笑)。
※もちろん、本当に症状が続いている場合は、自己判断せず医療機関に相談することが大切です。
じゃあ、普段から何をすればいいの?
ここで、私がトレーナーとして思うのは、
特別なことを探しすぎないこと。
よく寝る。
食事をとる。
身体を動かす。
朝起きて、日中に活動する。
疲れたら休む。
そして、ストレスを溜め込みすぎない。
「自律神経を整えるための特別な方法」を探し回るより、まずは身体が本来持っている調整機能が働きやすい生活をする。
私は、そのほうが大切だと思っています。
運動もそのひとつ。
「運動している人は絶対に自律神経が乱れない」という話ではありません。
でも、身体を動かすことには、身体的・精神的なさまざまなメリットがあります。
ストレッチについても、リラクゼーションや副交感神経活動との関連が報告されています。
本当に怖いのは「自律神経が乱れること」だけじゃない
私が一番気になるのは、
何でも「自律神経のせい」にしてしまうこと。
身体の不調には、いろいろな原因があります。
だから、
「自律神経かな?」
と思ったとしても、
「まあ、自律神経だから大丈夫」
と決めつけないこと。
症状が強い、長く続く、生活に支障が出ている。
そんなときは、ちゃんと医療機関で確認する。
これも自分の身体を守るために大切なことだと思います。
自律神経は、身体についている「故障ランプ」ではありません。
毎日、私たちが意識しないところで働いてくれている、身体の調整システム。
だからこそ、
「今日は自律神経が乱れている!」
と決めつけるより、
「最近、私はちゃんと寝てる?」
「食事はとれてる?」
「身体を動かしてる?」
「疲れを放置してない?」
まずは、そこから見直してみる。
雨続きの静岡。
身体まで一緒にどんよりしないように(笑)。
まずは、自分の身体をちゃんと動かしてあげましょう。
BODY STOICでは、そんな「病気になる前の身体づくり」も大切にしています。


